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テクノロジーによる効率の先にある未来ってなんだろう

目次

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テクノロジーの効率の先にあるもの

テクノロジーといえば、効率化、というイメージの側面もあると思います。そして、効率化の先は、無駄のないつまらないものである、という批判もよくあります。

たしかに、単に効率化を求めていては、無味乾燥というか、どうにもつまらない感じはします。

しかし、本来、テクノロジーにより効率化したあとは、より人間らしい生活になるはずなのですね。僕は、人間が、より人間らしく生きることができるようになるために、テクノロジーがあると思っています。

Googleやルンバの例

個人的に好きな考え方として、Googleの創業者が、Google Nowを作った理由みたいなのを以下のように話していたというストーリーです。Googleのそこそこのポジションにいた人がいってた話なので、ソースは不明確なのですが、まあいいかと。

Google創業者(どっちだか忘れた)が、Google Nowを作ったのは、少しでも長い間、友人や家族とのおしゃべりを楽しみたいから、だったそうです。つまり、「あと10分で出発しないといけない」みたいなことを気にしていたら会話に集中できないし、無駄に早く出てしまってはおしゃべりの時間が少なくなってしまうし・・・といった感じです。

一昔まえの、ルンバのCMも同じような感じです。『お掃除するのは、ルンバの仕事。○○するのは、あなたの仕事』というキャッチフレーズでしたが、まさに「掃除とかは人間がするのではなくて、ロボットでいい、人間には他にいっぱいやることがあるよね」という考え方なわけです。

大学の時の教授がいっていたのですが、昔は洗濯機や炊飯器が出たあとに「こんな機械を使っているなんて、愛情が足りない」とか「教育によくない」みたいな批判があったらしいんですね。しかし、普通に考えると、1時間かけて手で洗濯をするよりも、機械にまかせて、その時間、子供と遊んだり、家族で会話したほうがいいですよね。

効率化の先にある未来

テクノロジーによって成し遂げられる未来というのは、基本的には「人間が人間らしく生きられる」ことだと思っていて、それは「友達や家族と楽しく会話する」とか「人とのふれあいの時間が長い」とか「本当に楽しいと思う趣味に没頭できる」とかだったりすると思うんですよね。

また、仕事の意味でも、「倉庫からものを取り出して、送る」みたいな、非人間的なものはどんどん減っていくはずです。Amazonとかは、そのロボット化をどんどんと進めています。

Amazonが倉庫ロボット1万5000台を導入し最大1000億円の人件費削減へ – GIGAZINE

倉庫だけじゃなくて、物流も人材不足により、なかなか厳しい状況ですが、自動運転やドローンなどのイノベーションによって解決できるようになるのが理想です。

モノが運べない!?“物流危機” – NHK クローズアップ現代

もちろん、こういった人からロボットへの移行が進むと、「ロボットによって仕事がなくなる人」というのが出てくるのですが、非人間的な仕事をして疲弊していくよりも、必要な仕事のコストがロボットにより大幅に下がり、8割くらいの人は働かなくても社会保障で食べていけるようになり、2割くらいの人間ぽい仕事により支えていくという形のほうがいいんじゃないかなあ、と思っています。どのみち、今後は、高齢者を支え続けないといけないので、その方向性になるのかなと。

2025年、高齢者1人を現役何人で支える?___財務省

参考:2025年、高齢者1人を現役何人で支える? : 財務省

もちろん、働くというのはお金の問題だけじゃなくて、社会との接点という側面が強いですが、そこは「お金はさほど稼げないけど、自分がやりたいことである / 社会に必要とされる」というものをやるという可能性が広がると思っています。つまり、ライフワーク(人生を豊かにするための仕事)と、ライスワーク(食べるための仕事)が切り分けられるようになるほうがいいんじゃないかと思うのです。

というわけで、テクノロジーを使って、より楽に、効率的にするというのが、どういう意味を持つのか、というのをテクノロジーを使って仕事している身としてはいっぱい考えたいなーと思うこの頃です。

投稿日:February 2nd 2015

元記事:http://blog.livedoor.jp/kensuu/archives/55124322.html

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