Linuxの基本的な各サービス説明

実は現職の会社で既存のオンプレシステム環境からAWS環境に全面移行することになり、
そして、そのプロジェクトの主担当は僕になりました。
(今は既存環境の調査でバタバタ中・・・)

既存環境調査に当たり、既存Linuxの各サービスを洗い出す必要がありましたので、
次いでに、今回はLinuxの基本的な各サービスについて、簡単にまとめたいと思います。

サービス 説明
acpid ACPIを制御するデーモン
anacron OS起動時にプログラムを実行する。日数間隔で指定する。延滞対応あり。crond と異なり常時稼動しないサーバを想定している。
atd コマンドの遅延実行を有効にするサービス。
auditd SELinuxのログを記録するサービス。
autofs 自動マウントマップは一般的にフラットファイルで、マップとマウントディレクトリー、ファイルサーバーの関係を定義します。
avahi-daemon マシン上の他のアプリケーションが、マルチキャストDNSを使って名前を公開したり解決したり出来るようにするためのデーモン。
avahi-dnsconfd ネットワークを監視して、設定なしでDNSサーバを見つける。見つけたDNSサーバは、resolv.confより優先させる。
bluetooth bluetoothワイヤレス通信サービス。
conman リモートコンソール(conman)からの受付を行うデーモン(conmand)を起動する。
cpuspeed システムのアイドル比率に応じてCPUの動作周波数を上下させる。
crond 決められた時間にジョブを実行するのに必要なサービス。
cups プリンタ関連のサービス。
dc_client SSL/TLS のセッションのキャッシュ。SSL/TLS をWebサーバ間で共有する。
dc_server SSL/TLS のセッションのキャッシュ。SSL/TLS をWebサーバ間で共有する。
dkms_autoinstaller マシンにインストールされている個々のカーネル (バージョン/リリース) ごとに、カーネルモジュールパッケージをビルドして用意するのではなく、自動的にモジュールをインストールして配置・管理するための仕組み。
dnsmasq dnsmasqとは家庭向けのDNSキャッシュ、DHCPサーバの機能を提供するソフトウェア。家庭向けブロードバンドルータとして使用する。
dund bluetooth (短距離無線通信) のダイアルネットワーキングデーモン。
ebtables Ethernet フレームの検査ルールを設定管理するプロ グラムである。 iptables に類似しているが、 Ethernet プロトコルは IP プロトコルよりもずっと単純な ので、 それほど込み入ってはいない。
firstboot OSのインストールが終了しその直後のOSの初回起動時に、OSの残りの設定プログラムを自動起動させる機能。
この時にFirewall や SELinux の設定を行う。
gpm コンソール上でカット&ペーストできるようになる。
haldaemon ハードウェアの追加を自動的に検出する機能。
hidd bluetooth 対応のキーボード/マウスをサポートする機能。
httpd apache 用のデーモン。http サーバとなる。
ip6tables Linux カーネルの IPv6 パケットフィルタルールのテーブルを 設定・管理・検査するために使われる。
iptables ルーティング&ファイヤーウォール。
ipvsadm IPVSを制御するためのツール。 仮想サーバグループの追加やリアルサーバの割り当てができるほか、 現在の接続状況や転送レートの表示などができます。
irda 赤外線通信サービス。
irqbalance マルチプロセッササポート&SMPシステムでIRQのバランスとり。
iscsi iSCSIに関するデーモン。
iscsid iSCSIに関するデーモン。
jexec JARファイルを直接実行するためのデーモン。
keepalived LVS と組み合わせて使う、ロードバランサの冗長性確保用デーモン。
kudzu ハードウエアの変更を自動検知。
libvirt-guests Libvirtのゲストが適切にシャットダウンされていることを保証するために設定できるパラメーター設定が含まれます。
libvirtd Libvirt は仮想マシンや、ストレージ・ネットワークインターフェイスの管理などの仮想化機能を管理するための便利な手段を提供するソフトウェアのコレクションです。
lm_sensors 温度、電圧、ファンを監視するフリーでオープンソースなツールとドライバです。
lsyncd Linuxで使えるinotifyのラッパーである。
lvm2-monitor LinuxOSに柔軟なディスク管理とバックアップのための有用な仕組みを与える 論理ボリュームマネージャー(LVM) 利用時の障害監視のためのデーモンです。
mcstrans SELinux で使用される MCS/MLSで使用されるセキュリティコンテキストを人間が判別し易い形式に変換する変換デーモンです。
mdmonitor ホスト機の ハードディスク を、CentOS6の ソフトウェア RAID で使用する場合の監視デーモンです。RAIDに障害が起こったときに管理者宛にメールでレポートする機能を担います。
mdmpd ソフトウェアRAIDなどマルチパスデバイスをサポートするサービス。
messagebus システムイベントのブロードキャスト
microcode_ctl インテル系CPUのマイクロコード更進サポート。
multipathd ハードディスクなどの状態を把握し、バックアップや再構築などに利用する “DeviceMapper” とよばれるカーネルの機能を管理するデーモンです。
mysqld データベース サーバー アプリケーション である、 MySQL のデーモンです。
netconsole CentOS5のカーネルが不具合を起こしたとき、ネットワーク接続されたほかのホスト機にダンプ(メインメモリ上のデータ)を保存するためのデーモンです。
netfs NFSクライアントデーモンです。NFSサーバーに接続してファイル共有するために必要になります。これを稼動させていなければ、 autofs デーモンが稼動していてもファイル共有できません。他にUNIX系のシステムを持っていなければ稼動させても意味がありませんが、場合によっては MacOSX や、NFSサーバーを実装した WindowsOS とファイル共有をすることがあるかもしれません。
netplugd DHCPサーバー などの動的に ノード を管理している サブネット 内で、ネットワークの接続や切断をスムーズに行うためのデーモンです。
network ネットワークシステムのデーモンです。これが稼動していないとネットワークは一切使用できません。
NetworkManager ホスト機 が無線LANなどの複数の NIC を搭載しているとき、無線LANの暗号化キーなどの管理を行い、利用状況に応じてNICの自動切換えを行うデーモンです。
nfs NFSサーバーのデーモンです。
nfslock NFSサーバーのデータを保護するための「ファイルロック機構」を提供するデーモンです。
nscd ネームサービスキャッシュデーモン。
ntpd NTP で上位のNTPサーバー CentOS6のタイムゾーンの設定 を参照して時刻を調整し、同時にサーバーとして時刻を配信するデーモンです。
oddjobd D-BUS を制御するデーモンです。
pand Bluetooth のネットワークを制御するデーモンです。
pcscd スマートカード(ICカード)を制御するデーモンです。
portmap RPC を用いた接続を制御するデーモンです。
psacct システム上でユーザーが使用したコマンドやそのコマンドによる負荷などを統計するデーモンです。
rawdevices ハードディスクのデータをハードウェア的に管理して高速化する、「ブロックデバイス」としての利用をサポートするデーモンです。
rdisc CentOS5を ルーター として動作させるときの経路管理を行うデーモンです。
readahead_early システムの起動とアプリケーションの稼動に必要なプログラムを予め読み込んでおき、起動の完了や稼動の開始をすばやく行うためのデーモンです。
readahead_later システムの起動とアプリケーションの稼動に必要なプログラムを予め読み込んでおき、起動の完了や稼動の開始をすばやく行うためのデーモンです。
repcached KLabが開発したmemcachedにレプリケーション機能をつけたものです。
restorecond SELinuxと連動して、ファイルの作成などを監視して適当なラベルを付与する役目を担います。
rpcgssd NFS を利用するときに利用する セキュリティ 関係のユーティリティです。
rpcidmapd NFS を利用するときに利用する セキュリティ 関係のユーティリティです。
rpcsvcgssd NFS を利用するときに利用する セキュリティ 関係のユーティリティです。
saslauthd SASL という認証のメカニズムを提供するデーモンです。MTAと組み合わせて SMTP AUTH の構築に使用します。
sblim-sfcb コンパクトなフットプリントのCIMブローカが含まれます。これは、CIM Operations over HTTPプロトコルに準拠するCIMサーバです。堅牢でリソース消費が抑制されているために、埋め込み環境およびリソースが制約された環境に特に適しています。SFCBでは、Common Manageability Programming Interface (CMPI)に対して記述されたプロバイダがサポートされます。
sendmail UNIX系OSの伝統的な メールサーバー “sendmail”のデーモンです。
smartd ハードディスクの内蔵の自己診断機能(S.M.A.R.T.)を利用し、異常が発生したときにレポートするデーモンです。
snmpd 通信機器をネットワーク経由で監視する SNMP “Simple Network Management Protocol “のサーバーデーモンです。
snmptrapd 通信機器をネットワーク経由で監視する SNMP “Simple Network Management Protocol “のサーバーデーモンです。
sshd サーバーをパソコンなどからリモート操作するために必要なSSHサーバーのデーモンです。
svnserve Subversion という、Apacheと連動した リポジトリ を構築するときにバージョン管理を行うためのデーモンです。
svscan サービスディレクトリ群の監視
syslog ログファイル を書き出すのデーモンです。多くのアプリケーションがログを残すために利用します。
sysstat 定期的にサーバーの情報をバイナリで保存する為のツールです。
tcsd オープンソースのTCGソフトウエアスタックサービスのデーモンです。
vsftpd 現在の標準的なFTPサーバーデーモンです。
wpa_supplicant IEEE802.1X/WPAを無線LANクライアントに提供するツールです。
xfs X-Window上で文字を表示するためのフォントサーバーデーモンです。
xinetd スーパーサーバーデーモン。
ypbind NIX系のOSで利用される、 NIS と呼ばれるユーザー情報の共有システムに参加するためのデーモンです。
yum-updatesd CentOS5のアップデートデーモンです。

あ~、疲れた・・・
全部まとめるには以外に時間かかるね。
そして、最近あまり記事を書いてないことに気づいた(^_^;

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